2011年8月9日火曜日

Survival Projection 2011

見に行った日:2011.8.9


会期:2011.8.5, 8.9
会場:新港ピア壁面


開始時間をだいぶ過ぎてから会場に到着。しかし問題はなかったようだ。
開催時間中、どうやら映像+音はリピートされるようだ。始まりから終わりまで、ストーリーがあるようなものかと思っていたが、そうではないようだ。終わりも始まりもない感じ。ただ、そのことが、会場から緊張感・緊迫感を奪ってしまったように感じなくもなかった。繰り返されるメッセージに見ている側が慣れてきてしまう。いつ見てもいつ抜けても大丈夫、だから集中しなくても、何かしながらでも、お喋りしながらでも見ていられる。いや、見てなくてもよいのだ。
なんだか、その緊迫感のなさにちょっと興ざめしていたところへ、映像が途切れる現象が。時間的にも良い時間だったので、そこで終わりになってしまったようだが、終わりかどうかのはっきりとしたアナウンスもない。が、みな、帰り始めた。う〜ん、何かしまらないなぁ。そういうもの? 期待し過ぎたかなぁ。

そんな否定的な気分で内容を振り返っても、否定的になってしまう。
愚痴っぽくなるのでひとつだけ。

震災や戦争、暴動などでの被害者の声を使うっていうのは、ある面、ズルいなあと思ってしまった。その声は真実だから批評のしようがない。そしてそういう声を使っているが故に、その作品について、否定的な評価をすることは難しい。その真実の声まで否定してしまうように感じられるからだ。こういう作品はどう批評したらいいんだろう。

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